下町こだわりガイド:第六回の2
「酉の市」その2
11月の酉の日は年ごとに回数が違いますが、干支の巡りあわせで6日までに酉の日があれば、その年の11月には3回、酉の日がある、というわけです。12日に1回、巡ってくるのですから、6日が酉の日なら次は18日、そしてその次は30日、となりますね。この酉の日に合わせて開かれるのが「酉の市」で、その市の日をそれぞれ、壱の酉、弐の酉、参の酉、と言います。
平成13年の酉の市は、11月6日と18日と30日の3回、参の酉まで。





社殿でお賽銭をあげて願をかけ、
あたらしい「かっこめ」を授けてもらいます。
このところ「かっこめ」は、
ずぅ〜っと700円ですな。
「来る1年間も実り多い年でありますよう」

この巫女さん、えらくアイソのいい娘さんでした。
写真撮らせてと頼んだら、
やたら忙しいのにこの笑顔です。
可愛いですねー




これが「かっこめ」
熊手で稲穂を「かきこんで」います。
稲穂を熊手に結んでいるのは金箔です。
黄金のような豊作と収穫を祈り
商売ますます繁盛を願います。




神社直営のじゃない飾熊手。
こういう店が境内や周辺、所狭しと。
とにかくものすごい数の熊手。
縁のない人は一生かかってもこれだけの数の
熊手を見ることはないでしょうね。
もっとも「熊手」なんて、
現代人には縁のない、
古色ただよう道具だよなぁ。



これは中くらいの熊手の数々。
まぁそれにしても、この威勢のよさ。
酉の市は日本中あちこちで開かれるようだけど
こんなに威勢のいいのは下町ならでは。
やっぱり「酉の市発祥」の神社だからね。

ひとつ熊手が売れるたびに
景気のいい「三本じめ」の手拍子が
境内の喧騒を縫って響きます。



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