下町こだわりガイド:第六回の1
「酉の市」その1
「酉の市」は日本武尊が蝦夷征伐のおり、勝ち戦の報告にこの神社(鳥の社)に立ち寄ったおり、社前の松の枝に武器だった熊手をひっかけたのが起こりだそうで、この日が11月の酉の日だったことから福運、強運、ひいては商売繁盛の市が立つようになった、とのことです。



台東区千束の「鷲神社」のとりい前。
江戸時代前は「わし神社」と
呼ばれていたそうで、
鷲の背に乗った「天日鷲命」
(あめのひわしのみこと)と
ページ頭の説明のように
日本武尊が併せて祭られています。



こちらが社殿です。
「酉の市発祥の神社」というのが見えますね。
「酉の市」の準備に入っているところ。
ここが当日の夜は人ごみで身動きとれなくなります。

江戸時代には「酉の市」も隆盛を極め
近くに吉原を控えているため
「吉原のお酉さま」と呼ばれたそうです。
江戸庶民の春を迎える大事な年中行事ですね。



前年の「かっこめ」を返納しています。
「鷲神社」のとりい前(最初の写真と同じ所)。
これは壱の酉の日、
深夜12時ちょっと過ぎ。
すでにたくさんの「かっこめ」や
熊手が返納されてます。
「1年間有難うございました」



「鷲神社」の社殿に向かう人並み。
これは2番目の写真のとりいをくぐったあたり。
商売繁昌を願う人々とともに
商家の提灯がすごい数。
人並みの中でシャッターを切るもんだから
どうやっても人の頭が手間に写っちゃう。


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