Weekend Theater 2009年3月号

このページに掲載されている記事の著作権は著者「安田 昇」にあります。
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3-01(2009年3月6日掲載)

おはよ〜。

啓蟄ですね。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


記者A「このタイミングだからな。陰謀説も出るだろうな。」
記者B「秘書の逮捕はイメージダウン必至だからな。」
記者C「おい!この記者会見でこの状況をひっくり返すような
          発表が小沢本人からあるらしいぞ!」
記者A「おお!やはり自民の大物も絡んでいた証拠発表か!」
記者B「いや、議員辞職かもしれんぞ!」
記者C「小沢が来たぞ!聴こうじゃないか。」

小沢「え〜、私の方から何か重大な発表があるように噂がながれていますが、
        繰り返しますように私の潔白以外お知らせすることは特にありません。
        お騒がせいたしました。」
記者A・B・C「おざわガセかよ!」
3-02(2009年3月13日掲載)

おはよ〜。

今年の桜は少し早咲きしそうだそうです。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


男A「なんでホワイトデイって言うかわかった。」
男B「へ?なんで?」
男A「今年は逆バレンタインとか言って、男からもチョコ渡して良いって言うんで
       受付嬢のあのこに渡したわけよ。笑顔で受け取ってくれたから、ホワイトデイ
       期待するじゃない。」
男B「そりゃそうだ。で?もらったの?」
男A「そぶりもないから、思い切って彼女に聞いたさ。そしたら意外。
      『だってホワイトデイは男性から女性にでしょ?なぜ私が?』
       だって。」
男B「なるほど!それで『ホワイ?』と。」
3-03(2009年3月20日掲載)

おはよ〜。

気温がジェットコースター。
ご自愛ください。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


ディレクター「今日の天気予報中、花粉の飛散量の表記で間違いがありましたが・・。謝罪はさみますか?」
プロデューサー「うん。どうだろう・・ある意味あっとるし。『悲惨量』って・・。」
3-04(2009年3月27日掲載)

おはよ〜。

冷たい風と暖かい日差。
もう春ですね。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


エスパー坊主 法念

物心ついた時より、厳しい修行に耐えてきた。仏門に生まれた
運命を呪いたくなる日々を乗り越え、ようやく身についた法力
だった。集中した時のそのパワーは、師匠をして空海に
匹敵すると言わしめた。
そのパワーが世間の目に初めて触れたのは、
たまたまテレビの街頭インタビューが行われている前で、ビル工事現場から
落ちてきた鉄筋を片手で受け止め、事故を防いだ時だった。
それが契機で出演を受けたテレビ番組で、その法力を生で披露するはずだった。
番組では抜群のスタイルに薄着で超ミニスカートのアシスタントが彼についた。
外界に疎い年頃の修行僧には刺激が強かった。
彼は初めてその女性に自分の法力を見せたいと思った。
だがまったく法力が出なかった。
打ちひしがれて寺に帰ると、出演をあまり快く思っていなかった法念の師匠が
いつもと変わらずお務めをしていた。
法念「お師匠さま。法力が出ませんでした・・。なぜでしょうか・・。」
法念に向き直った師匠は、彼をまっすぐに見て言った。
師匠「そりゃお前の・・邪念じゃねん?」
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