Weekend Theater 2005年1月号

このページに掲載されている記事の著作権は著者「安田 昇」にあります。
転載、転用はご自由ですが、著作権は放棄しておりません。
1-01(2005年1月7日掲載)

おはよ〜。

早いものでもう七草。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください


モンゴルの小さな国内線で旅行に出ようとした
朝青龍、ファーストクラスに搭乗したが、
すぐ搭乗口へ降りてきた。
スタッフ「どうかなさいました?」
朝青龍「この飛行機やっぱり横綱乗せられない。」
スタッフ「そんなことございません。」
スタッフに促され、今度はスタッフと共に座席へ向かった。
朝青龍「ほら〜、ここに英語で書いてあるじゃない。『ノー、横綱』。」
スタッフ「・・『横綱』は英語で『すもうキング』ではありませんよ。」
1-02(2005年1月14日掲載)

おはよ〜。

良い天気が続いています。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください


NHKの番組への政治介入があったとの内部告発があった。
当事者はインタビューで次のように答えた。

プロデューサー「安部氏、中川氏の所へ事前に説明に行った。
                      中川氏にはその時、たしかに『放送はやめろ』
                      という意味の事を言われた。」

中川経産相  「たしかにNHKが事前に予算の説明に来た。
                      だから『それ、予算か?』と聞いた。」
1-03(2005年1月21日掲載)

おはよ〜。

お大寒様・・・。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください


親藪「次期国務長官にライスを指名したのか?」
子藪「うん。そうだよパパ。」
親藪「お前はずいぶん彼女を重用しているようだが、
        彼女はそんなに人徳者なのか?」
子藪「えっ、ライス?」
1-04(2005年1月28日掲載)

おはよ〜。

梅が咲いたそうです。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください


その二人は、小学校の頃から親友とお互いに称してはばからない仲だった。
ひとりは活動的で体が小さく、ひとりは体が大きくおっとりとしていて対照的だった。

その彼女は、彼らが高校2年の春に、彼らのクラスと彼らの心の中にやって来た。
友情とも愛情とも違う微妙な力が、彼らと彼女を思春期の苦い誤解から守っていた。

12年の歳月が流れた。活動的な彼はおっとりの彼に打ち明けた。
「俺、彼女にプロポーズしようと思う。バランスを崩して悪いと思うが、やはり俺には
彼女しかいないと思う。ゆるしてくれ。明日、いつもの店で待ち合わせた。お前にも
来てほしい。祝ってくれたらありがたいのだが・・・。」

翌日、おっとりの彼は時間をわざと遅れてその店に行った。
カウンターに彼がひとりでいた。
彼は入ってきた彼を振り返ると、ため息まじりに両手を広げ、
手のひらを上に向けて肩をすくめて見せた。
マッチで火をつける仕草が好きで、タバコがやめられない
その彼の前にある灰皿には、吸殻より大量に、
黒い墨のような棒が沢山あった。
入ってきた彼はそれを見て言った。
「・・そう。マッチ棒け。」
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