Weekend Theater 2002年11月号

このページに掲載されている記事の著作権は著者「安田 昇」にあります。
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11-01(2002年11月1日掲載)

おはよ〜。

11月になりました。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


スポーツ記者「松井はどうするかね?移籍話が出てるけど。
         巨人に留まらなかったりしてね。」
某巨人関係者「そりゃまついだろー。」
11-02(2002年11月8日掲載)

おはよ〜。

いきなり寒い11月です。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


記者   「官房長官!米の中間選挙で共和党が圧勝して、
        いよいよイラクときな臭くなってきましたが。
        日本はどう対応しますか?」
官房長官「イージス艦の派遣を検討してます。」
記者   「イージス艦は戦略指令艦として敵情報
        を収集する目的の艦ですから、戦争になれば
        真っ先に攻撃されるんじゃないですか?」
官房長官「いや、戦争海域の後方で補給を護衛する目的なので。
        任務はごくイージーッす。」
11-03(2002年11月15日掲載)

おはよ〜。

七五三です。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


四谷綱紀は、長年師事した演出の大家で、
今は辛口の批評家で知られる蜷山幸雄の
門下を出、「遠い足音」という舞台を
初めて完全演出した。
蜷山は彼の実力を認めてはいたものの、
初演出の舞台は期待していなかったので、
その舞台をまだ見てはいなかった。
ところがこれが大変な評判になり、各界から
絶賛を受けロングランが決まった。
蜷山はさすがに周りから批評家として
見に行くべきだと言われ、重い腰を上げた。
四谷はスタッフ達と生きた心地がせず、
じっと舞台に見入る蜷山から目が離せなかった。
舞台が終わり、幕が下りると興奮した観客から
賞賛の掛け声があちこちに上がった。
「四谷さん!見てください!蜷山さんも立ち上がって
観客といっしょに『ワンダホーー!』って叫んでいますよ!
感動的です!」
四谷は涙を流しながら言った。
「いやっ!やぱり気に入らなかったんだ。良く聞いてみろ。」
スタッフは蜷山の声に集中した。
蜷山は両手振り上げ、青筋を立てて叫んでいた。
「なんだ!あほーーーっ!」
11-04(2002年11月22日掲載)

おはよ〜。

小雪。
24節気もあと二つ。
(旧暦はあと4つ)

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


特派員「フセイン大統領が国連査察団に
     直接注文をつけたそうですね。
     アメリカの口実になりませんか?」
ある筋「そんなこと口実にしたら、アメリカは非難の的だ。」
特派員「大統領は何と言ったんですか?」
ある筋「『査察はささっとね』・・・。」
11-05(2002年11月29日掲載)

おはよ〜。

11月も終わってしまいます。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


定年後趣味の無い辰夫は、
どう日々を過ごして良いのか分からず、
趣味を持とうと半ば強制的な気分になっていた。
そんな時、健康診断で知り合った
五島という人物がトレッキングに誘ってくれた。
初めて参加した辰夫は、
木々の間から漏れてくる日差しに香る空気を
胸いっぱい深呼吸した時、『これだ・・・』と思った。
「今度の日曜は、本格的に山にはいろうと
五島さんが誘ってくれた。なんでも、
ある程度装備が必要らしいんだ。肌着も買い替えなきゃ
ならん。綿はだめらしいんだ。汗をかくと乾きにくいからって。
ちょっと、おまえ買ってきてくれんか。綿じゃないやつ。」
辰夫は、すでに趣味を通り越して競技にまで参加している
社交ダンスで忙しい女房に頼んでみた。
「へぇー。変わってるのねぇ。山歩きって・・・。」
腑に落ちない顔をしていた女房だったが、買い物はしてきてくれた。
だがその肌着を見て辰夫は驚いた。
「あれ?これみんな綿じゃないか。しかも、すごく小さい!」
「なによ、それ言われた通りメンじゃないわよ!レディースよ。」
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