Weekend Theater 2002年3月号
このページに掲載されている記事の著作権は著者「安田 昇」にあります。
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3-01(2002年3月1日掲載)
おはよ〜。
ついに3月。はやいものです。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
経済記者A「いやあ、大型倒産が増えて、この3月も決算の
心配な会社が多いね。」
経済記者B「超大型のダイエーもどうなるか…。売上が1兆円もあって、
一時期は泣く子も黙る勢いだったのに。」
経済記者A「『祇園精舎の鐘の音』だねぇ。」
経済記者B「なに、それ。」
経済記者A「商業無情。」
3-02(2002年3月8日掲載)
おはよ〜。
三寒四温ですね。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
キャスター「全農チキンフーズによる鶏肉偽装問題で、
加工を請け負っていた鹿児島くみあいチキンフーズは、
コープネット事業連合向けの冷凍鶏肉について、
外国産を国内産鶏肉と偽る一方、
賞味期限も一週間延ばして表示する
偽装工作を行っていたことが判明しました。
法律的な罰則はないものの、消費者への
誠意ある対応を迫られています。
本日は鶏肉問題に詳しい、東京農大教授
恩田先生にご意見を伺います。
先生、今回また新たな偽装が発覚したわけですね。
全農チキンフーズは、これからどんな対応を望まれるでしょうか。」
解説 「チキンとした対応ですね。」
3-03(2002年3月15日掲載)
おはよ〜。
もう、さくらのつぼみが膨らんでます。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
キャスター「今日は叫ばれているモラル・ハザード、
社会的道徳観の崩壊について、
国会議員の先生にお越しいただき、お聞きします。
一連の外務省疑惑や、農水省、厚生省、等々政治家と役人の関係や
『くちいれ屋』として機能しやすい元々の議員活動の構造より、
もっと人間的な何かが社会そのものから消えかかっているような
危うさがあると言う意見があります。
つぶれそうな企業は長年議員に貢献した順に
救いの手を差し伸べられているように見えるし、
そもそも銀行に税金をあげてしまった事で、
心配されてたモラルハザード、
社会的道徳の崩壊が起きていて、特に政治の中心である
議員がその顕著な道徳観の崩壊を
起こしているのではないかと言われていますが。」
議員 「なに勝手な事を!議員にだって道徳観念くらいありますよ!
いつも皆に聞いてるんだから。『どう?とく?』って!」
3-04(2002年3月22日掲載)
おはよ〜。
ずいぶんと早い花見になりました。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
レポーター「W杯を目前に控えた国際試合の第一戦、
日本対ウクライナは前半の1点を守りきった
日本が1−0で初戦をかざりました。日本と
同じように、若手の選手を起用しこの試合に
望んだウクライナ・ブリャク監督にインタビュー
します。監督、まず試合の感想を一言。」
ブリャク 「……」
レポーター「うっ、暗いな〜。」
3-05(2002年3月29日掲載)
おはよ〜。
桜、4月を待たずになりそうです。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
政治記者「どうやら加藤紘一氏は腹を決めたようですね。」
デスク 「なに!そうか!どうして判った。」
政治記者「ほら、彼の左手、見てくださいよ。」
デスク 「ん?なんかスーツに合わない、銀色の時計をしてるな。
あれが何だ?」
政治記者「あれ、銀のG−Shockですよ。」
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