Weekend Theater 2001年10月号

このページに掲載されている記事の著作権は著者「安田 昇」にあります。
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10-01(2001年10月5日掲載)

おはよ〜。

今週は超短作。
月末月初の皆様に。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


ある夫婦が喧嘩をしていた。
「あんたって頭の血の巡り悪いんじゃないの!」
「いや、けっこう良いよ。」
10-02(2001年10月12日掲載)

おはよ〜。

秋深し。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください


張り込みも2日目に入ると、警察柔道で鍛えた体も
さすがにくたびれて来た。山浦刑事は、
部屋の窓にうつる容疑者と内縁関係にある女の影を、
疲れのせいか少し恨めしく眺めていた。
「俺の感では、容疑者は必ずここに立ちまわるはずだ…。」
山浦は両手で頬を2、3回叩いた。その音を待っていたように携帯が鳴った。
「はい。山浦。…えっ!容疑者と女が駅で目撃されたって!じゃここにいるのは…。」
山浦は2階の女の部屋に押し入った。
窓際には女と同じ背丈の人形が椅子に座らせてあった。
山浦はうなった。
「ダミーだこりゃ。」
10-03(2001年10月19日掲載)

おはよ〜。

冬がもうすぐそこです。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください


おじいさん、普段は山菜やきのこを取りながら、
炭焼きをなりわいに山で静かに生活していた。
ある日、都会に早くから出ていた娘に連れられ、
繁華街のスーパーマーケットへ始めて足を踏み入れた。
おじいさん、高級そうに梱包され、貴重品のように置いてある
松茸を見て驚いた。
「まっ!高け〜!」
10-04(2001年10月26日掲載)

おはよ〜。

秋晴れは気持ち良いです。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください


海上自衛隊の自衛艦が、初めて外洋に派遣されることになった。
訓練では海図を何度も引いたことが有る航海士が、
自信無さ気に艦長へ尋ねた。
航海士「艦長・・。インド洋行くにはこっちですかね…。」
艦長  「うん、それでいんどよう。」
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