Weekend Theater 11月号

このページに掲載されている記事の著作権は著者「安田 昇」にあります。
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11-01(2000年11月3日掲載)

おはよ〜。

ひゃあ。もう11月。

さて、今週もいよいよ週末。
(月曜に読む人、連休お疲れでした。)
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。


シリーズ
「時間の隙間」
日常の中、突然時間の止まる時があります。
そんな時を集めてみました。
さあ、今週は何秒止まるでしょう。

老人が乗り込むと、車内は混んでいた。
すこし膝が痛かった老人は座りたかったが、
生憎空席は無かった。
老人が小さなため息をつくと、
それが聞えたかの様に
並んで座っていた若者の一人が立ち上がって
席を譲ってくれた。
老人はうれしくて、自分の横と前に立った
若者の会話に、つい耳を傾けた。
若者1「おまえ、最近顔色良く無いな。」
若者2「最近ネットにはまっちゃって。お前だって人の事言えるか。」
若者1「やっぱり。あれ癖んなるよね。」
老人 「君たち!風呂はぬるいお湯に長くつかりなさい。」
若者 「??」
老人 「熱湯は身体に良く無い。」


11-02(2000年11月10日掲載)

おはよ〜。

立冬が過ぎたらさすがに寒くなりましたね。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。


ジョージ・ブッシュが弟のジェブ・ブッシュに電話をした。
ジョージ「お前、州知事で選挙管理委員長のくせに
     何で再集計にしたんだ!お前の権限で終わらせちまえ
     ば良かったじゃないか!」
ジェブ 「違うんだ、兄さん!皆が聞き間違えたんだ!俺は終わらせよう
     と思って、そう言ったんだ!」
ジョージ「なんて言った!」
ジェブ 「これで『最終計』だって!」


11-03(2000年11月17日掲載)

おはよ〜。

寒くなりましたね。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。


APEC首脳会議後、同行記者の記者会見にて。
記者 「首相、日本では野党が不信任案を
    提出するようですが。ここ、ブルネイ
    からだと、冷静に状況を御覧になれるんじゃ
    ないですか?御感想は?」
首相 「ブ、ブルウネィ。」


11-04(2000年11月24日掲載)

おはよ〜。

早いもので、11月ももう終わりですね。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。


赤坂にある高級クラブのVIPルームで、
大物フィクサーの小野は、アメリカの
大手通信事業社の役員と日本の高級官僚を
引き合わせていた。
「ミスター・ゴードン、通産省の高梨事務次官
 です。先生、こちらAT&T社のミスター・
 ゴードンです。」
ドコモの出資で、危機感を持ったAT&Tは、
逆に日本市場に食い込む為、
規制撤廃を郵政省に強く迫ろうとしていた。
アメリカではあまり知名度はなかったが、
本人が郵政省の役人には顔が広いと豪語していた
フィクサーの小野に白羽の矢が立ったのだが・・・。
ゴードンは笑顔で握手をしたが、顔色を青くして
フィクサーに耳打ちした。
「郵政省ノ役人ジャナイジャナイデスカ!」
「ええ通産省ですよ。誰が郵政省だなんて言いました?」
「オー!ノー!ユー・セイ・ショー!」


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