Weekend Theater 3月号
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3-01(2000年3月3日掲載)
おはよ〜。
春です。
娘「なんでももの節句なの?
ももじゃなきゃだめなの?」
母「暖かくなると、ミニスカート
はきたくなるでしょ?」
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。
(Extraはお休みです。)
2月29日、郵便局ではATMがダウンした。
官房長官は他の省庁などで、別の問題が無いか
問い合わせていた。
秘書 「長官、今度は気象観測システム
に問題です!」
長官 「アメダスか!動かんのか?」
秘書 「ダメダす。」
3-02(2000年3月10日掲載)
おはよ〜。
う〜ん。晴れてるのに寒いです。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。
(Extraはお休みです。)
シリーズ
「時間の隙間」
ディック・ハワード編6
ディック・ハワードは友人と銀座のカウンター・バーで
待ち合わせていた。彼は今簡単な手品に凝っていて、
つい隣に座っていたコギャル風の女性に見せてしまった。
へんなおやじ外人が、つまんない手品でナンパしてきたのか
と思ったコギャルな彼女は、
例のフラットなイントネーションで言った。
「マジ?アホウじゃない?」
ディックは大喜びだった。
「ソウデス!Magicデス!マホウデス!」
3-03(2000年3月17日掲載)
おはよ〜。
三寒四温とは良く言いますが、
こう毎日上下されると着る物困ります。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
純粋な動機で物事に当たる
事を”尊い”とするなら、
間違いなく最も尊い人の
一人でしょう。中坊氏の
話題です。お楽しみ下さい。
(Exrtraはお休みです。)
記者 「先生、首相の諮問機関である
警察刷新委員をお受けになったそうですね。
先生は在野でこそ先生の主張である”民”側の
司法を実現できるとの批判もある様ですが。」
中坊 「警察機構の機能不全を最も心配しております。
御批判も良く理解できますが、まずは足下だと。」
記者 「小渕首相が、先生の永年の主張である、弁護士による
裁判官の選出制度を取り引きに出されたとか。
お受けになった本当の理由はなんですか?」
中坊 「単純に、法治国家としての司法と執行を心配して
おります。このままじゃ”放置国家”でしょ。」
3-04(2000年3月24日掲載)
おはよ〜。
いよいよ春ですね。
花粉症は大丈夫ですか?
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
今週はかる〜いのを一つ。
(Extraは不定期に掲載します。)
ベツレヘムにある聖降教会前の広場で、
その地を訪れたローマ法皇によりミサが
行われた。異教徒の長を一目見ようと、
広場に 面した イスラム教のモスクには
イスラム教徒があふれていた。
「どれ?どれが法皇だ?」
「ほら、あの派手な椅子に座っている
ちっちゃなじいさんじゃないか?」
「ほおー。」
3-05(2000年3月31日掲載)
おはよ〜。
春です。いよいよ御花見ですね。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。
東日大学の生産研では、蜂の巣をつついたような
騒ぎだった。
高速移動中でも連続的なデジタル信号の
同調を可能にした、画期的な発信装置の発表があったからだ。
その装置の心臓分に使われている多面体クリスタルを開発した
乙坂教授の研究室は、報道陣でごった返していた。
「教授、早速ですが、例の多面体クリスタル、
どんな物なんですか?」
記者の矢継ぎ早な質問に、
少し白髪のまじった髪を几帳面に3分7分に分け、
やはり几帳面そうにかけた眼鏡の奥で、
教授の少年のような瞳がおどおどとしていた。
「正方晶系に結晶させたアルミナ化合物って言えば
一番簡単でしょうか・・・。そこの棚のシャーレの中に、
結晶体のサンプルが入っていますので、少し説明します。
正方晶系はごらんの通り正多面体に結晶します。」
「このピラミッドを重ねたような結晶は?」
「教授、これは?」
「ま、まあそういっぺんに聞かないで・・・。
それが正8面体・・・。
ああ、そのシャーレが正12面体。」
「おや?このピンク色の不透明な物は?こりゃ何面体です?」
「あ・・・。それは・・
私のお昼のおかず。からしめんたい。」
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