Weekend Theater 4月号

このページに掲載されている記事の著作権は著者「安田 昇」にあります。
転載、転用はご自由ですが、著作権は放棄しておりません。
4-01(2000年4月7日掲載)

おはよ〜。

御花見ですね〜。
やっぱり上野の山はきれいですね〜。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。


記者A「ビル・ゲイツが身体の不調を訴えているらしいね。」
記者B「ああ、独占禁止法違反で有罪になった件だな?
   ビルは繊細らしいからな。上告して戦えるんだろうか。」
記者A「アップルを立て直したスティーブ・ジョブスなら
   へーっちゃらでやるだろうね。」
記者B「彼でもこんなストレスには耐えられんだろう。」
記者A「いや。平気だね。だってスティーブ、
   ジョーブす。」
4-02(2000年4月14日掲載)

おはよ〜。

暖かくなってまいりました。
さくらも終われば、もう初夏ですね。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ、金曜ホラー劇場。
今週は小説風ホラー。
お楽しみ下さい。

老人は長年捜し求めていた夢を、
もう少しで手に入れられると思うと、
体中が震えた。スカンジナビアに始まって、
ヨーロッパ各地を転々と旅をし、シルクロードを
通ってついにインドへたどり着いたときには、
30年の歳月が流れていた。
「長い旅だった。大学院での考古学研究で出会った
”キサナドゥ”の伝説・・・破壊神が暮らし、
世界の始めと終わりの場所・・・。これが実在した都市だと確信
して以来、その場所を示す古文書を捜し求めてここまで
たどり付いてしまった・・・。」
彼はバンガロール近くのヒンドゥー寺院で、院長が目的
の古文書を蔵から運ぶのを待ちながら独りごちた。
怪しげな雰囲気のその院長がうやうやしく運んできた
古文書には、古いヒンドゥーで「キサナドゥ」と発音できる
文字と、古代文字の数字が書かれていた。
「北・・35・22・41・218・・・東・・139・55・45・757・・・
これは北緯と東経だ!やったぞ!そこにちがいない!」
狂喜乱舞しそうな勢いで世界地図を取り出した彼は、
大まかなあたりをつけた。
「何と!日本の中じゃないか!」
詳しい日本地図を出し、北緯を右手の人差し指、
東経を左手の人差し指でたどった。両手の人差し指が
出会った場所を、彼は恐る恐る見た。
そこは「木更津」だった。
4-03(2000年4月21日掲載)

おはよ〜。

植物に重要な穀雨が降ってます。
皆様如何御過ごしでしょうか。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
今週は久々の「オチョソ!」
です。初めての方の為、ルールを少し。
落ちを予想する問題です。略して「オチョソ。」
落ちはあるテーマにそって用意してあります。
今週のテーマは「アメリカの州」です。
バックナンバー(第一回)をお付けします。
慣れている方も準備運動にどうぞ。
では、お楽しみ下さい。

第一回
テーマ:中央線
今回は簡単にわかりやすく・・・
(解答は下にあります)

第一問
「あなた、朝食のゆで卵はどうゆでます?半熟?
それとも・・・」

第二問
「なあ、大阪の親戚の子、いくつになったっけ。」

第三問
「かのじょー!お茶しよー!」

第四問
「あなた答えが良くわかったわね。知ってたの?」

第五問
「周恩来が文化大革命以来その灯を消していた
北京大学に、今日また灯をともすそうだ!」



解答
第一問
「しんじゅく」
第二問
「よっつや」
第三問
「お茶のまず」
第四問
「かんだ」
第五問
「周点灯、今日」



第十二回
テーマ:アメリカの州
ここ、砂漠で有名な州の住人に聞いてみた。
「やはりギャンブルをなさるんですか?」
「いや、(第一問)!」

ここの州知事が、不穏当な発言で報道から叩かれている。
「俺、そんな事(第二問)?」

ここの静岡訛りのポテト農家の方に、美味しい作り方を聞きました。
「それはホ、(第三問)。」

ここは海の無い州なので、レストランで蛸の酢の物を頼むとこう言われる。
「(第四問)。」

ここの松山訛りの住人はゲームのルールをすぐ変えてしまう。
「えっ?そんなのあり?」
「(第五問)。」



解答
第一問
ネバーだ

第二問
ゆーた

第三問
あいだホ

第四問
ノーすだこた

第五問
ありぞな

4-04(2000年4月28日掲載)

おはよ〜。

みるみる青葉が色づいて、
いよいよ夏が近くに来ている
感じです。

今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
今週は新アクション巨編、
「諜報員 海江田 賢シリーズ」
の第一回です。お楽しみください。


「諜報員 海江田 賢シリーズ」
第一回
「ダライ・ラマ」

外務省特殊任務事務次官海江田賢は、
緊張高まる中国との関係の中、
来日したダライ・ラマの身辺の
異変を未然に防ぐ任務を負っていた。
彼はあらゆる情報ソースから、
ダライ・ラマに敵対する過激派の情報入手に
全力をあげていた。
ダライ・ラマが到着する20分前、
空港に配備していた彼の部下から緊急無線が入った。
部下は悲鳴に近い声で叫んでいた。
「大変です!100人を超える武装集団で
空港の到着ロビーが占拠状態です!」
「何だと!」
海江田は無線で自衛隊へ緊急応援を要請しながら
到着ロビーへ急行した。
顔面蒼白でロビーに着いた彼の目に飛び込んで来たのは、
何と100人を超えるお坊さんの集団だった。
彼はへなへなと座り込みながらつぶやいた。
「ううっ・・。仏僧集団・・・。」

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