７-０４
(2010年7月23日)
おはよ〜。

猛暑。
もうしょう。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


仕事で海外に赴任した彼との遠距離恋愛も既に3年目が来た。
今年もまた彼と最初に出会った隅田川の花火大会がやってくる。
彼は毎年この記念日に帰ってくるのだが、今年はぎりぎりまで帰ってこれないらしい。
いつも待ち合わせる浅草寺の駐車場広場には、すでに大勢の
人々が、思い思い場所を確保していた。
いつもの大きな木の下で、来るとも来ないとも判らない彼を
大好きな柄の浴衣を着てあても無く待つ事にした。
この浴衣を彼に見てもらえるだろうか。
花火が始まると、おなかの底に響くような音が聞こえ始めた。
空を仰ぐ人々に逆らって、真っ直ぐこちらを見る笑顔の彼が遠くに見えた。
私は浴衣の袖を持って彼にアピールした。
「ねぇ！私の浴衣、みえる？」
その時、私の携帯のメール着ボイスが鳴った。
"You got a mail !! "

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