Weekend Theater
5月号-4
i-mode版

5-04
(2007年5月25日)
おはよ〜。

五月晴れ。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、
一服の清涼剤。
御存じ、
金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。

夏がすぐそこです。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください


ハードボイルドOL
伊集院 涼子シリーズ

第2部
第3回
「忍者」

嘉手納基地への配備が計画されている最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプターは、
なぜか離陸できない不調に見舞われていた。
米国が威信をかけて建造したステルスだったが、ソフトウエアの不具合らしいことしか判らなかった。
ペンタゴンから涼子に白羽の矢が立った。
涼子は国防総省の研究室にいた。
「これが設計資料とソフトウエアのソースコードだ。バグが無いことは確認済みなのだが、
いざこの機に搭載すると動かなくなる。おかげで離陸もできん。」
涼子にワークステーションを示しながら、統合参謀本部議長はやや自嘲気味に言った。
「なんでも使ってくれたまえ。」
統合参謀本部議長は補佐に事務官を何人か申し出たが、涼子は断った。
涼子が調査を進めると、敵のレーダー波を打ち消す電子制御部分をコントロールするドライバと
エンジン制御のコントローラーにコンフリクトが見つかった。
ステルス技術の重要部分なだけに、統合参謀本部議長はショックを隠せなかった。
「・・そうか。最も中核の部分なのに・・。しょうがない。そのドライバは
一回ステルす・・。」
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