Weekend Theater
5月号-5
i-mode版

5-05
(2003年5月30日)
おはよ〜。

いよいよ初夏。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、
一服の清涼剤。
御存じ
金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。


認識番号0078ジェイク・アーリマン、海軍特殊部隊最強と言われた男だった。
だが謎の多い男だった。
BBC放送のアーリントン記者は、ついにジェイク・アーリマンの取材許可を取り付けた。
インタビュー・ルームで彼を待つ間、記者は海軍の他の兵士達の言葉を思い出していた。
「やつ?アーリマン?ああ、海軍じゃ、最も有名さ。
『奴はまるで鋼』だってな。」
「ジェイクかい?もちろん知ってるさ。『鋼』。
これが奴の最も似合うニックネームさ。」
インタビュー・ルームのドアが開き、ジェイク・アーリマンがその巨大な肉体をかがめながら入ってきた。
その大きさに少したじろぎながら、記者は右手で握手を求めた。
ジェイクは満面の笑みを浮かべてその手を握った。
記者はその瞬間なぜ彼が『鋼』と呼ばれるか判った。
記者は思わず叫んだ。
「あっ!はがねぇ!」
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