Weekend Theater
11月号−4
i-mode版

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「安田 昇」にあります。転載、転用はご自由ですが著作権は放棄しておりません。
11-04
(2000年11月24日)
おはよ〜。

早いもので、11月ももう終わりですね。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、
一服の清涼剤。
御存じ
金曜ホラー劇場。
お楽しみ下さい。


赤坂にある高級クラブのVIPルームで、大物フィクサーの小野は、アメリカの大手通信事業社の役員と日本の高級官僚を引き合わせていた。
「ミスター・ゴードン、通産省の高梨事務次官です。先生、こちらAT&T社のミスター・ゴードンです。」
ドコモの出資で、危機感を持ったAT&Tは、逆に日本市場に食い込む為、規制撤廃を郵政省に強く迫ろうとしていた。
アメリカではあまり知名度はなかったが、本人が郵政省の役人には顔が広いと豪語していたフィクサーの小野に白羽の矢が立ったのだが・・・

ゴードンは笑顔で握手をしたが、顔色を青くしてフィクサーに耳打ちした。
「郵政省ノ役人ジャナイジャナイデスカ!」
「ええ通産省ですよ。
誰が郵政省だなんて言いました?」
「オー!ノー!
ユー・セイ・ショー!」


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