Weekend Theater
5月号−3
i-mode版

掲載記事の著作権は著者
「安田 昇」にあります。転載、転用はご自由ですが著作権は放棄しておりません。
5-03
(2000年5月5日)
おはよ〜。

夏がすぐそこまで来ています。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、
一服の清涼剤。
御存じ
金曜ホラー劇場。
今週は
新アクション巨編、
「諜報員
海江田 賢シリーズ」
の第二回です。
お楽しみ下さい。


「諜報員
海江田 賢シリーズ」
第二回「ムー大陸」

横浜港に着いた外務省特殊任務事務次官海江田賢に、双眼鏡を渡しながら部下が説明した。
「あそこの船着き場に集めてある一団が、自称ムー大陸の生き残りで、難民認定を求めている連中です。なんでも隠れ住んでいた所が内戦で戦場になったとか・・。御覧のようにちょっと変わった難民でして・・・。」
「・・・ムー大陸からの難民?」
呟きながら見た双眼鏡の向こうには、ちょっと信じ難い難民たちが見えていた。
ありくいの姿そっくりだったり、かかしみたいな格好にギターを持っていたり、みどり色のかばそっくりの難民もいた。
海江田はうなった。
「・・・ムーミン?」


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