下町こだわりガイド:第七回の弐
浅草「羽子板市」その2
羽子板のお値段ですが、数千円から数十万円といったところのようです。
一番のウレスジは「人間国宝、正絹、デパートなら2万数千円」というやつだそうで。「縁起物は客から値切っちゃいけない」というのが下町っ子の粋スジの言う決まり文句。・・・ってんで店が値をつける。
「1万円でもってきな」とね。
(説明するのもヤボですがこの場合の 「もってきな」 は 「持って来い」 ではなく 「もって行きな」 「持ってってよ」 という意味っす)




このお店は伝統的なものを中心に、その時代時代のできごとや時の人などの羽子板も扱っていました。
しかし、なんといっても、羽子板ならぬ看板むすめが、いいなぁ・・・




こちらはもっとも典型的な押し絵の羽子板。
歌舞伎の主人公など、高級品の店みたいです。
まん中へんに見えてる札は、売約済みかな。
ご祝儀もついたかも。


こちらは、すでに新年の準備が始まっている観音さまの正面。
観音裏では、「歳の市」の店を出す準備でおおわらわでした。
「羽子板市」は「歳の市」の一部だったんだ、忘れてた。


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