MP3ファイルの製作ガイド

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製作にとりかかる前に

 用意するもの
  1:MP3にしたい音声(CD、もしくはカセットなど)
  2:MP3エンコード・ソフト
  3:パソコン


 ご注意
  1:音声は、必ず編集済の完成したものを用意してください。マイク入力から
    取りこんだ場合、音が壊れたり、話すのを失敗したりと、後々いろいろ面
    倒が起こる危険性があります。

  2:エンコード・ソフトは、なるべく多くのフォーマットに対応しているもの
    を選んでください。ファイルサイズに違いが出てきます。

  3:パソコンは、ウインドウズならペンティアム・プロセッサ搭載(できれば
    ペンティアム2以上)を用意してください。ペンティアムより古いタイプ
    のプロセッサだと、MP3を製作することはもちろん、再生して聴くこと
    も難しいです。
    マッキントッシュの場合、パワーPCプロセッサ以上を搭載した機種でな
    いと再生もできません

  4:音のファイルはウインドウズの場合、WAV(ワブ)という形て提供され
    ます。マッキントッシュの場合はAIFFです。


1:音のファイルの準備(ディジタル音声ファイル化)

 A:外部で作ったアナログ音声またはディジタル音声がある時。
    カセットなどの場合、パソコンの音声入力端子(Line In)にカセットの出力
    をつないで、そこから取りこみます。取りこんだ音声は、パソコン内臓のソ
    フトにより、ディジタル音声のファイルとして保存されます。これがWAV
    またはAIFFファイルです。
    この端子に接続して音声を取りこむ場合、各パソコンメーカーあるいは機種
    によって操作が違います。パソコンやソフトの説明書を見てください。

 B:音をオーディオCDから取りこむ時。
    内臓CD−ROMドライバーにCDを入れ、ここからMP3エンコードソフ
    トで直接MP3ファイルを製作できます。

 C:音をCDーROMから取りこむ時。
    内臓CD−ROMドライバーにCDーROMを入れ、データを一旦ハードディ
    スクにコピーします。

2:音の取りこみの実際

 A:外部から音声入力端子で取りこむ。
    上記の方法で機器をパソコンに接続し、取りこみ(データ化)ソフトを立ち
    上げたら、その指示に従って外部機器の再生を始めます。これはカセットな
    どに録音された音声の再生にかかる実時間を要します。
    再生が終了したら取りこみソフトの指示に従って、ディジタルファイル化が
    終わった音のデータを保存します。WAV又はAIFF形式で保存します。

 B:CDから取りこむ、その1。
    上記の方法でオーディオCDをパソコンのドライブに入れ、MP3エンコー
    ドソフトを立ち上げたら、指示に従って取りこみたいCD上のトラックを指
    定し、取りこみを実行します。これはMP3エンコードソフトによって設定
    が違います。直接吸い上げる方式では、WAV又はAIFF形式で保存する
    プロセスが省略できます。つまりオーディオCDの音声を、いきなりMP3
    ファイルに変換して保存できるのです。

 C:CDから取りこむ、その2。
    上記の方法でCD−ROMをパソコンのドライブに入れ、音声のデータをパ
    ソコンのハードディスクにコピーします。MP3に変換できる音声のデータ
    は、WAV又はAIFF形式のデータです。他にも変換できるデータファイ
    ルはありますが、変換ソフトごとに対応が違います。

3:MP3に変換する

 A:MP3エンコードソフトを立ち上げます。外部から取りこんでディジタル化し
   た音声ファイルを指定して、MP3にエンコードします。

 B:オーディオCDから取りこんだ場合、上記Bの取りこみの操作で、直接MP3
   化されます。

 C:CD−ROMから取り込んだ場合、MP3エンコードソフトを立ち上げて、コ
   ピーしたWAV又はAIFF形式等のデータを指定してエンコードします。
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これは初歩的なエンコードのやり方です。MP3ファイルは、フォーマットにより
そのサイズが変わってきますので、WEB上にMP3ファイルを置く場合、小さい
サイズにしないと、ダウンロードに大変時間がかかる事になります。またサーバの
容量も圧迫します。
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MP3ファイルフォーマットとサイズ、及びダウンロード時間の例(概算です)

  例1:元音声5分の場合(ステレオWAVまたはAIFF音声ファイル、約50Mb)

    A:最高音質:サンプリング・レートを44.1KHz、ビットレート128kbpsとすると
      MP3ファイルサイズは約5Mbとなります。

    B:中間音質:サンプリング・レートを22.05KHz、ビットレート128kbpsとすると
      MP3ファイルサイズは約2.5Mbとなります。

  例2:元音声5分の場合(モノラルWAVまたはAIFF音声ファイル、約25Mb)

    A:最高音質:サンプリング・レートを44.1KHz、ビットレート128kbpsとすると
      MP3ファイルサイズは約2.5Mbとなります。

    B:中間音質:サンプリング・レートを22.05KHz、ビットレート64kbpsとすると
      MP3ファイルサイズは約2Mbとなります。

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上記、例2Bのモノラルファイルのダウンロードに要する時間
(早耳ネットがMP3ファイルを設置しているサーバ環境で)
アナログ回線の場合、最も遅い例では、1時間を少し超えた、という報告あり。
ISDN回線の場合、最も速い例では、3分を少し超えた、という報告あり。
これは個人が使用するネット環境、つまりプロバイダの回線速度に依存する部分
が大きいことを表す良い例です。
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  以上の解説は、早耳ネットHP制作、及び録音スタジオ「Downtown Studio」経営
  早川愼一<E-mail:mk-2@tctv.ne.jp>が著述致しました。

ダウンタウンスタジオ・バナー画像スタジオのホームページができました。

  参考:Downtown StudioでのMP3制作機材(プロ専門の録音スタジオです)
     集録用マイク・・・・・ノイマン叉はショップス
     マイクアンプ・・・・・AMEK9098システム
     DATレコーダ・・・・・SONY PCM-2500
     ミキサー・・・・・・・YAMAHA DMC-1000(ディジタル)
     エディター・・・・・・米digidesign社 ProTools on Macintosh
     MP3エンコーダー・・・SoundJam MP on Macintosh(英語版)

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